宮司のエッセー バックナンバー

過去のエッセー

平成23年4月以前の宮司のエッセーです。各年をクリックすると、その年のエッセーを見ることができます。


平成23年4月4日の言の葉
宮司言の葉

「祈り」

 4月2日午後、山形県神道青年会鶴岡西田川支部(辻正人会長他7名)の神職が集い「衣紋・祭祀楽研修会」が開催されました。
この研修会は、毎年開かれているもので、私たち神職が生涯をかけて資質の向上をめざす為に「祭式」「教養」「錬成」の研修を積んでいく一環です。
当日は、私が「衣紋」を、嶽本文男禰宜(山形県祭祀楽研修会会員)が「祭祀楽」を担当しました。

研修に先立ち、当神社幣殿で3月11日の東北関東大震災(菅総理が「東日本大震災」と命名したが)の「地震安鎮祭」「原子力発電所事故復旧祭」「被災地復興祈願祭」を斎行しました。
宮司である私が斎主を務め祭詞を奏上。
引き続き、参加神職全員で大祓詞を奏上し一日も早い復興を祈願しました。
辻会長の話では、神道青年全国協議会で数度に亘り救援物資を送られ今後も引き続きあらゆる必要な物資の送り届けや炊き出しの支援を長く続けて行く事などを話され会員一同も心ひとつに協力していく事を確認していました。
斎館での「衣紋」の研修では衣冠の一人著装を短時間で美しく行うことを目的に何度も繰り返し著装の稽古を重ね、「祭祀楽」研修は初心者である会員にもわかりやすく基礎を丁寧に受講していました。
参加者一同からは神職後継者の自覚をもって若手の時から新たな研修をして行こうとの熱意を感じられました。

せば

4月4日打つ

平成23年3月18日の言の葉
宮司言の葉

「がんばろう東北 がんばろう日本

未曾有の大震災から1週間が過ぎました。

被災された皆様のご心情を思う時あまりにも過酷な状況で慰めの言葉も出て来ません。
原発の爆発を止めようと決死の覚悟で戦っている人たちに心からの応援と感謝を贈ります。

暖かい家があって…
家族で暖かい食事を囲んで…
一服の暖かいコーヒーが飲めて…
家族団欒がある普通の生活がこんなに幸せだと感じる事がありません。
(私たちはあまりにも「便利さ・快適さ」に流されてしまっていました。計画停電・物が買えない。この震災に勝ったら考え直さなくてはと思います。)

毎日の報道を、涙なしでは見ていられません。
一国民として何か出来る事はないのだろうか?
支援に行ったら、素人では迷惑になるのはわかっています。
ようやく、鶴岡市で「救援物資の受付」が始まりました。
18日昼過ぎに小真木体育館に物資(ホッカイロ・湿布薬)を少しばかり届けてきました。
そこでは県立鶴岡工業高校の野球部の部員が仕分け作業のボランティアをしていました。
若者のキビキビとした姿はとても素晴しい光景でした。

銀座通りを歩いていると山田理事長と事務局長がいらして、お店の段ボール箱を車に詰めていました。
救援物資を被災地に送る時の仕分け用の箱が無いそうなのです。
地元経済団体では鶴岡に避難した人の支援に使えるような寄付金を募集できないか、検討を始めたそうです。
(確かに、避難は長期にわたるでしょう。避難所や仮設住宅だけでなく、アパートの借り上げも必要になるでしょう。空きアパートを借りるにしてもお金がかかりますから公的支援だけでは暮らせなくなるのかもしれませんから…)

今日から春を告げる「春日神社の獅子舞」が始まりました。
斎藤宮司は「震災の安鎮と人心の復興を祈願しながら、心をこめて奉仕する」と言っておりました。
荘内神社では、宮司と禰宜が毎朝「地震安鎮」を祈願しています。
(22日からは新しく権禰宜も加わって奉仕します)
皆様の心を先ず「被災地の人々の復興」の為だけに考えて行動してほしいと願います。

せば

3月18日打つ

平成23年3月15日の言の葉
宮司言の葉

「がんばれ東北 がんばれ日本

3月11日に発生した未曾有の大震災に遭われた皆様のご心痛を想い、
心からお見舞い申し上げます。

荘内神社では、本日より毎朝、東北関東大震災
「地震安鎮祭ならびに復興祈願祭」を斎行いたします。

東北がんばれ!
日本がんばれ!!

みなさん、出来る事から始めましょう。
節電・節油・節買占め。

せば。

3月15日打つ

平成23年3月7日の言の葉
宮司言の葉

「城下町の雛祭り」

今年の冬は長くて厳しい辛い日々でした。
冬が終りを告げ、鶴岡の早春の風物詩、雛祭りの季節がやってきたのですが、内陸と庄内を結ぶ幹線道路112号(通称月山道)が、雪崩の為に1週間も全面通行止めになったのです。

47号を通り、最上川を回って行きましたが1時間も余計にかかりました。
帰ってくるとヘトヘトでした。
鶴岡→山形が4時間ですよ。
同じ頃、東京→新青森が3時間10分だとか…
あまりにも、ひどい格差です。

羽越線は超慎重運転で、たびたび止まります。
「陸の孤島」とは、正にこのことですね。

3月に入り、1日と3日に雛祭りがありました。
鶴岡幼稚園城南幼稚園の園児たちが大勢来てくれました。
200歳のお雛様の前で、園児の無事成長を祈願をしましたが、園児たちは難しい祝詞を我慢をして静かに聞いてくれました。
園児たちは「おひなさま」の歌を可愛い声で歌ってくれました。
最後に神社からお雛菓子を差し上げました。
20分くらいの儀式ですが、だまって聞いていられない成人式に比べると素晴しい態度です。

ひな祭り

子供のころに「我慢」を教えないと、キレてしまうのでしょうか?
「城下町の雛祭り」は、4月3日まで、市内各所で開催しています。
お雛様に会いに来て下さい。

せばの

3月7日打つ

平成23年2月21日の言の葉
宮司言の葉

期待されたし

鶴岡雛物語は、酒井忠久様が実行委員長になっており、当神社が事務局を担っています。
今年は、恒例の3/1~4/3までの雛の展示に加えて、ものすごくためになる楽しい企画をしました。
鶴岡の雛菓子は「ケンミンショウ」でも取り上げられた、独特のものがあります。
そのルーツは京都と言う事で、有職菓子御調進所「老松」の御主人で日本の文化に詳しい 太田達先生を特別講師にお招きして、講演会をします。
しかも、「老松」で6年間修行した小倉豪一郎氏(酒田、菓子の菊池、京菓子職人)の、雛菓子と裏千家淡交会の奉仕による「お雛見茶会」も開かれます。
またとない機会ですので、ぜひお越しください。

*鶴岡雛物語特別講演会*

「上巳(じょうし)祈りの菓子」~北前船が運んだ京文化とお雛菓子~

庄内鶴岡のお雛菓子は、北前船によって京から伝わり、独自に発展したとも言われて
おり、京文化と庄内鶴岡の文化は密接な繋がりがあります。
娘の成長と幸せを願うお雛菓子についての楽しいお話です。
さらに、裏千家淡交会の抹茶と京菓子を修行した地元菓子職人の雛菓子もお楽しみ下さい。

特別講師:有職菓子御調進所「老松」主人 太田達先生

日時 平成23年3月5日(土)
午後1時~お茶会/午後2時半~講演
会場 荘内神社 参集殿
参加費 500円(抹茶・雛菓子付き)
定員 先着200名
お申し込み 鶴岡市観光物産課(0235-25-2111)
鶴岡雛祭り実行委員会(荘内神社内・0235-22-8100)

せば

2月21日打つ

平成23年2月7日の言の葉
宮司言の葉

2月のひとこま

2月に入り、少しだけ「暖気」です。

鶴岡では、「ゆるんだのぉ」と言います。
神社では、ここぞとばかり「雪消し」をしました。
スコップを刺し入れて?空気に触れさせるのです。
暖かさに誘われたのか、不思議な人たちがお参りに。
鳥居の前で踊っていました。
(NHKの朝ドラ「鉄板」のダンスのシーンのようでした?)

2/4 早朝の拝殿は、香しいお酒の香りが漂います。

毎年吉例の「立春朝搾り」出荷安全祈願祭です。
全国の有名蔵元で、今日の朝一斉に造られるのだそうです。
当地の有名な蔵元加藤嘉八郎酒造でも、特別にこの日に搾られたそうです。
残念ながら、完全予約限定品なのでこのHPを見た方には、お求め頂けません。
荘内神社の神様は、さぞ御堪能なさると思います。
(もちろん、お下がりは神職が残さずいただきましたが)

2/8 この日は、初午です。

鶴ヶ岡城の鎮護として302年前に鎮座した「御城稲荷神社」では、
初午大祭が執り行われます。
神饌には「寒鱈汁」も上がりますよ。

2/11 日本の誕生日ですの。建国記念の日です。

国旗を掲げ、お祝いしましょう。
自分の誕生日・結婚記念日・会社(学校)の創立記念日…お祝いしますよね。
自分の国の誕生日は、どうして素直に御祝い出来なのでしょうの。
学校の先生が、卒業式や入学式で「国歌を歌いたくない」と言って立たない。
教育委員会に注意されると、裁判を起こすという。
こんな国はどこにあるのでしょう。とても、とても悲しくなります。

せば

2月7日打つ

平成23年1月23日の言の葉
宮司言の葉

「大雪を楽しむ」

毎日、毎日、雪・雪・雪です。境内の積雪量は1.5mを越したでしょう。
全国の天気予報の「雪だるまマーク」がうらめしいですのぉ。

当社では男も女も総出で、除雪隊(ゆきのけしたい)を結成しています。
去年から隣組になった藤沢周平記念館の職員も毎日頑張っています。
町では「大雪で大変ですのぉ」が、挨拶がわりになっています。

そのような中、1/21恒例の「荘内神社 新春の集い」が催されました。
その中で、鶴岡市町内会連合会長(荘内大祭 総奉行)山田登会長
「毎日の、この雪が秋の恵みをもたらしてくれるのです。ありがたぁい雪が降ってくれたと考えましょう」と、話されました。

大雪

「映画を観る」

1/22午後今年初のお休みをいただき、草なぎ剛・竹内結子主演の「僕と妻の1778の物語」を観て来ました。
「突然、末期癌になってしまった最愛の妻に作家の夫が1日に1篇の小説を毎日書いてあげる」というSF作家、眉村卓氏の実話に基づくお話でした。

私だったら、何ができるだろうか?
(深ぁく考えさせられました)
一緒に観ていた妻は、中盤から変になったようで「ベロ泣き」状態でした。
(観終わった妻の顔は、それはひどいものでした)
(ただし、私たちの後ろに座った少し先輩のお姉さま方が、しゃべる・食べる・動くうるさくて困りましたよ)

皇后陛下も御覧になられたとの報道がありました。
草なぎ氏がお褒めの言葉をいただき「うれしくて夢のような気持ちでした」と、述べていたのが印象的でした。

「冬の水ようかん」

鶴岡は、冬に「水ようかん」を食べます。
他の地域では、たぶん夏でしょうけど。
鶴岡では、寒い今頃の季節に暖かい炬燵の中に入って熱いお茶でいただきます。
中でも 銀座通りの老舗菓子店の「新月」の水ようかんは絶品ですよ。
(ただし、電話帳には載せていませんから、直接買いに行ってほしいですのぉ)

水ようかん

屋根の雪おろしの事故や、転倒事故が多発しています。
インフルエンザも流行ってきたそうです。
慎重に暮らして行きましょう。
そして、芽吹きの春をみんなで待ちましょう。

1/23 打つ

平成23年1月16日の言の葉
宮司言の葉

「この国を清浄に!正常に!」

穏やかな天気に恵まれて正月奉仕を無事に終える事が出来ました。

1/15 どんど焼き祭

朝から、湿った大きな塊のような雪(南の方の方はわからないでしょうね)がしんしんと降り積もる中を、男性職員が雪かきをしながら準備をしました。
この日は、藤沢周平記念館の職員も出て雪かきです。
市公園緑地係りの職員も出て、松の枝に積もった雪落とし作業をしていました。
この日は思ったよりひどい降り方で、大変な労働になりましたが、幸い午後から小康状態になり助かりました。
女性陣には、古いお札や松飾りの受付や、甘酒の振る舞いをしてもらいました。

夕方5時に神事を開始。
150名ほどの参列者に、「大祓の詞」という古い祝詞をお渡しました。難しい文章なので慣れないながらも一生懸命に唱えられました。

祭場準備 浄火点火
祭場の準備
浄火を点火
大祓詞奏上

拝殿の御神灯から松明にお遷した浄火を、どんど焼きの祭場に点火しますと、濃青の空高く 炎が真っ直ぐに天界に上って行くのです。その上にはお月さまが顔を出していました。
全員の「言霊」と、「浄火」によって、この国に漂う「罪・穢れ」を祓っていただきました。

月と浄火

政局の話ばかりで何も決められない混迷する私たちの日本が、清浄に正常になって欲しいと願わずにはいられません。

1/16 日本海寒鱈祭り

荘内藩鶴岡の冬の風物であるアツアツの味覚です。
大きなというお魚を丸ごと一匹全ての部位を大きなお鍋に入れて(ぶちこんで)味噌仕立てで食します。
通称「どんがら汁」と言います。
「フゥフゥ」しながら、鱈以外では岩海苔だけが入ったシンプルな料理ですが、絶品です。
この岩海苔は、浜の女性たちが磯に出て岩に張り付いた海苔を波にさらわれないように、最新の注意をしながら採取するのです。
この岩海苔をまいたおにぎりも、たとえようがないくらいおいしいですよ。
今年も、庄内の美味しい食材を「たんといただいて」がんばります。

寒鱈汁

鶴ヶ岡城再建計画もいよいよ動き出しそうです。
みなさんの御協力をお願いしますの。

せば!!

1/16打つ

平成23年1月4日の言の葉
宮司言の葉

「新年あけましておめでとうございます」

今年も昨年に引き続き大荒れになるとの天気予報でしたが、とてもおだやかなお正月でした。(九州や山陰地方は大変だったようですが)

12月31日午後11時59分30秒から、大勢の参拝者の皆様とカウントダウンを始めて、50秒からは「10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・0」みごとに締めくくりました。

午後5時頃の様子

平成23年1月1日午前0時00分、小生の四女若水を汲みお供えしました。
昨年夏に神職資格を取得した二女が、初めて「祓主」という所役を奉仕しました。
三女は、新春祈願の受付です。
娘たちに、神社の仕事を手伝ってもらえる父親は本当に幸せです。
(長女は、乃木神社で最後の奉仕です。総指揮官として授与所でがんばってくれています。は、年始のお客様に接待です。新春祈願の受付で、3日間務めてくれました。舞姫です。臨時の巫女さんは25名。30年以上も奉仕してくれているいつものおじさんたちもいつものように。シルバーの女性陣もテキパキと。)
正に、総出で奉仕をしています。

奉仕者全員で参拝 国旗掲揚
奉仕者全員で参拝
国旗掲揚

山形県警発表がありました。三ヶ日の参拝者が、昨年より1万人増の8万人だそうです。

午後2時頃の様子

うれしい参拝がありました。

結婚式を挙げられた方々の参拝です。   「お幸せに」
久しぶりの友人と会いました。   「お互いにウスクなったし、太ったのぉ」
お世話になった恩人とお会いできました。   「お元気で」

ただ、年々体力のオトロエをひしひしと感じます。
妻にドリンク剤をもらいながら、鞭打ちながら奉仕をさせていただきました。

1/1の午前9:00からは、酒井家の「年賀式」が参集殿で執り行われました。
荘内神社を拝礼し、国歌・県民歌を斉唱しました。
酒井家18代当主酒井忠久様の年頭の挨拶に続き、榎本政規鶴岡市長様の挨拶と甘酒での乾杯がありました。
昨年11月に結婚された御長女賀世様も、寒河江市から旦那様(大沼氏)と参列されました。(末永くお幸せに)
酒井忠順様の閉会の挨拶は「僕も今年はパートナーうさぎを見つけたい」と、力強く結ばれました。

酒井家正式参拝 賀世様と大沼氏
酒井家正式参拝
賀世様と大沼氏

宝物殿では、1/1から江戸時代の美しい手仕事(美術工芸品)を展示しています。
その中で、荘内藩の砲術指南役の渡部家の御子孫から、江戸時代の素晴しい絵画が2枚奉納されました。(内容は1日で千発も撃って、950発も的に当てるという勇壮な絵画です)掛け軸を額装にしました。ぜひ、御覧下さい!!!

・今の政府はダメみたいです。
だとしたら、国民が気合を入れてこの荒浪を乗り越えるしかありませんから。

1/4 打つ

平成23年1月~4月4日平成22年3月~12月平成21年~平成22年2月

平成20年平成19年平成18年平成17年

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