宮司のエッセー バックナンバー

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平成23年4月以前の宮司のエッセーです。各年をクリックすると、その年のエッセーを見ることができます。


平成20年12月24日の言の葉
宮司言の葉 「匠の技がある限り日本は大丈夫!!!」

今年最後の言の葉をお伝えします。

日本は元気がない。
テレビも。ラジオも。新聞も。ネットも。アメリカのサブプライムのあおりで、株価暴落だとか。派遣ギリ。貸し剥がし。住まいの立ち退き。嫌な言葉ばかりです。
そして負の連鎖で、世界中が不安と不満と不平の塊りになっているかのような報道を、これでもかこれでもかと流し続けています。

がんばっている人たちの報道もしてほしいですぞ。
世の中には、あったかいニュースだってあるでしょう。

経営者の皆さん ちょっと待ってください。
景気後退で、生産ラインを止めざるをえないのだったら、経営者も正社員も派遣社員も、痛みを分かち合ったらどうですか。
すぐに首切りをするのではなく、毎日行っていた仕事を、3日に1日にしたらどうですか?

公務員の皆さんや、特別職・議員の皆さんのお給料を、1%でも経済不況弱者のために使ってくださいと、ならないのでしょうか?

それとも、そんなあったかい話を知らないのは私だけですか?
世界中がいつまでもこんな状態は続かないと思います。
それまで、社会全体で辛抱をしたらどうですか?

日本は、世界から比べたら とても とても とても裕福です。豊かですよ。
それは経営者だけでなく、みんなが必死にがんばってきたからでしょう。
ちょっと調子が悪いからといって、「切る」なんて事をしないで下さい。

荘内神社は、お陰さまで2月の災難から立ち直りました。
多くの皆様の真心のお陰だと思っています。
職人気質の匠の技も、すごいものでした。
明治の建築である神門と拝殿の間に、遜色のない平成の建築が成し遂げられました。

幣殿

100年ぶりの
本殿 屋根葺き替え工事
50年ぶりの
幣殿 増改築工事

新しくなった荘内神社に初詣をしていただくと、わかります。
物作りの好きな職人がいる限り、日本は絶対に大丈夫です。
神様も皆様の真心によりまして、どんどん御神威が増してまいります。

どうぞ良い年をお迎え下さい。

12/24打つ

平成20年12月17日の言の葉
宮司言の葉 『今年の漢字「変」』

本当に師走になりました。
毎年の事ながら、気ぜわしくなってきました。

先日来、「破魔矢奉製」の模様がテレビや新聞で取材され、報道されています。
私は、究極の不器用なので奉製を許されませんので、もっぱらお神札に御朱印を押す係りです。

「朱印を押すだけ?」と言う無かれ!
なかなか奥が深いのです。

気を籠めないと、曲がるし、かすれるし、うまくいきません。
私なりに、気合を入れて仕事してます。

神職や、職員、私の妻もかり出されて奉製をしていますが、テレビを見た親戚より苦言。
「もう少し若い人どご出さねばだめだっちゃ」
痛い一言でした。考えます。

今年の漢字が、「変」だそうです。
変化・チェンジ・おかしい?の変・・・
いろいろな意味があると思います。

我が家の「変」は、オス猫の「王子」でしょう。
メタボ予防対策で、ほぼ毎日ウォーキングをしています。
夜、妻と二人で城址公園を30分~60分歩くのですが、なんとオス猫の「王子」が、いつもチョコチョコとついてくるのです。

王子
オス猫の「王子」

 犬の散歩というのは聞いたことがありますが、猫が散歩するのです。
散歩している人と出会うと、立ち止まり、犬の散歩と出会うと「王子」は、「伏せ」の態勢でジッと身構えます。

 2周目になると、疲れるのかヨロヨロとなり、妻が抱いて歩くのです。
過保護と思います。これが「猫っかわいがり」というのでしょうね。

もう一つの「変」は、荘内神社が100年ぶりに変わりました。
100年ぶりの「御本殿」の大改築と、50年ぶりの「幣殿」の増改築を行いました。
1700余名の真心によって、見事に成し遂げられました。
その模様は、こちらで公開しています。ご覧下さい。

今回の大事業で感じたことは、市民の皆様の酒井家累代への感謝の念と、荘内神社の神様への信仰の気持ちがとても篤いものがあるということです。
本当に有り難いと思いました。

そして、総監督を始め、棟梁を中心に大工・葺師・塗装・電気・設備・畳・・・
多くの業種の職人が、一致団結して匠の技を存分に発揮していただいたことを、目の当たりに出来たことです。
毎日、感動の連続でした。(しょっちゅう顔を出して邪魔をしてごめんなさい)
このような職人集団がいる限り、日本はだいじょうぶです。

なんとなく言い知れない不安があるこの頃ですが、下を向かずに前を向いていきましょう。
新しい年が、輝きますように鶴ヶ岡城本丸址より祈念します。

12/17打つ

平成20年11月28日の言の葉
宮司言の葉「おごねさま・おぐねさま・おくないさま・御宮内様」

 偽装・恨み・嫉み・詐欺・言葉狩り・・・
なんとも信じられないことばかり起こる世の中です。
この 「嫌 ~ な」 空気はなんでしょう。

・恥を知る民族 日本
・分を知る民族 日本
・物つくりの国 日本

いったいどこへ行こうとしているのでしょう。
ある日、70代のご夫婦が来られました。

「おごねさま 着せ替えでくれ」
「田んぼの神様だから、稲風に吹かせて持ってきた」
と言うのです。

昔は背中におぶって来たそうですが、今は車の助手席に乗せて窓を開けて来たそうです。神社で半紙を折って着物のように重ねていくのです。

おごねさま

この儀式の意味を、みなさんはわかりますか?

「おごねさま」とは、酒井宮内大輔忠勝公のことで、元和8年 酒井家は三河国→越後高田→信州松代→出羽国荘内に転勤して来られた。その際、寛大な検地(1坪 6尺×6尺→6尺×7尺で計った)をして、年貢の取立てを緩和した。

想像してみてください。
新しく来た殿様が、何も言わずに「減税」してくれたのである。
領民は殿様の政策に感激して、測量した竹竿1尺を、祠に田んぼの神として祭祀ったのである。(現在の酒田市 旧八幡町前川に三上神社があり、御祭神は酒井忠勝公で通称オグネ様という)
殿様の政治と、領民の感謝の心が一つになった瞬間だった。

 ひるがえって現代はどうだろうか?
「感謝」が忘れてはいないだろうか?

不  平 を言い。
不  満 を言い。
不  安 を煽り。
自己主張 のみ。

師走を迎える今日。一年を静かに送り、新しい年をお迎えしましょう。

せば

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平成20年11月2日の言の葉
宮司言の葉


大いちょう
斎館右手の大いちょう

 七五三の頃、境内に柊(ひいらぎ)の花が咲き、爽やかな甘い香りを漂わせています。

斎館右手にある高さ15mにもなる大イチョウは黄色に色づき、とても美しい姿です。銀杏の実は市民がすべて採取していかれ、神社には一粒も残りません。

表参道には、菊花展が開催されていますが、「丹精を込めて育てた」と表されるにふさわしく、素晴らしい出来栄えです。神社職員が育てた菊も3鉢恥ずかしそうに飾ってあります。

 先日、男の子が七五三参りに来られましたが、「怖い」と言って神社に入ってくれません。そこで、私は「おじゃる丸だよ」と言ってみました。すると、男の子はにこっと笑って、神社に来てくれました。
「良かった 良かった」

おじゃる丸?
おじゃる丸のような姿

 子供は、世の中の宝物です。
大切に育てて欲しいものです。でも、押入れに大事にしまっておいては、光り輝きません。どんどんお手伝いをさせましょう。すると、子供は「私はこの家で役に立っている」と、そこに居場所が出来るのです。
 偉そうなことを書きましたが、私は子育て真っ最中で、子供たち(四姉妹)はどう思っているか解かりませんが。(笑)

 表参道では、藤沢周平記念館が槌音高く進んでおります。来年の秋ごろオープンとか。もうしばらく都会のような工事現場の音に悩まされます。(泣)

藤沢記念館
工事が進む 藤沢記念館

 それにしても世の中どうなっているのでしょうか?
偽装・詐欺・暴落・・・
全てが自己チューのせいです。(怒)
麻生さんでも小沢さんでもいいので、何とかしてください(頼)

せば。

11/2打つ

平成20年8月31日の言の葉
宮司言の葉「長~い8月が終りました」

 月末になり、疲れがドット出ました。年齢を感じます。
ふりかえると、1日夜の「大祭初寄り」から始まり、例年より1週間ほど早く、6日から大祭の衣装道具出しを始めました。

 11日夜には100年ぶり(正確には94年)の重儀「遷座祭」が浄闇の中を厳粛に斎行され、翌12日に遷座の後に初めてお供えをする「御饌祭」を奉仕しました。

 本来ならば、これでひと息つきたいところですが、鶴岡の夏の風物詩「荘内大祭」が始まりました。

 14日には信康公慰霊祭が日枝神社で斎行され、酒井家御墓所で歴代藩主墓前祭が霧雨の中を奉仕し、初代の殿様から先代である忠明様御夫妻を御墓を巡拝しました。そして夜には雨の中を重要無形文化財黒川能が奉納されました。

 15日には未明から強い雨が降り続き、土砂崩れや浸水などの災害が出るほどの悪天候の中、開催が危ぶまれた神輿渡御大名行列が、午後から晴れ間が出て奇跡的に執り行われました。

 16日には、大洗濯大会(衣装道具の片付け)が曇り空の下、職員のほかに手伝い30名で行いました。

 17日には曇り空で幾分涼しい中を、奉祝大祭が厳粛に斎行されました。
これで一段落したかと思えば、29日には「本殿改修竣功祝賀会」が、大勢のご来賓の参加をいただき盛大に賑々しく開催されました。

 書いているだけでも、目がまわるようです。
小生を知っている方々ならばおわかりだと思いますが、能力が無い私にどうしてこのような重い大切な役割がめぐってくるのでしょうか?

 今、ボ~ッとしています。オリンピックでメダルを取った選手が、燃え尽き症候群にかかったようなものでしょうか?
そのくらい、重い重い仕事でした。このような大事を、かろうじてやり遂げることができたのは、当社職員の馬力と家族の応援のおかげです。感謝します。

 私にとって、酒井家の威徳を深く感じ、大勢の皆様の真心をいただいた激動の8月でした。

遷座祭・荘内大祭の模様は、近日中にHPで公開します。
乞うご期待!!!

8/31打つ

平成20年8月8日の言の葉
宮司言の葉「超 忙しい毎日であります」

研修会風景 研修会風景

※研修会
 7/28~31まで伊勢の神宮道場で、神職の研修をしてきました。
この職業は一生勉強をしなければならないのです。前の日は長女のアパートに泊まらせてもらいました。(同僚に聞くと年頃の娘の部屋に泊まるなんて奇跡だそうです。)
 研修は朝6:00起床で、毎日神宮を参拝します。長~い参道を往復50分!全員汗だくです。祭式と言う作法の稽古ですが、なまった身体にむちをうってがんばりました。もちろん禁酒ですよ。
4日目に、総合祭典という最終テストがありますが、これも全員汗だくです。(いや~な冷や汗ですが)

※本殿遷座祭
 8/11(月・大安)夜7:30 本殿の大改修一期工事が無事に終わり、引越ししていました神様を、お迎えするお祭りがあります。
 100年ぶり(正確には94年ぶり)の神事です。誰も奉仕したことの無いお祭りなので、緊張して手探りでわらわらと準備をしています。
奉拝席がありますが、若干の余裕がありますので、希望の方は連絡下さい。

※荘内大祭

8/14(木)
17:00 重要無形文化財黒川能奉納上演
15(金)
14:30 荘内藩砲術・三役奴振り演武・かたばみ太鼓・舞姫 披露
15:45 御神幸渡御大名行列
17(日)
11:00 奉祝大祭

一年に一度の大祭です。多くの市民の皆様と一緒に奉仕できますことは幸せです。    

それにしても、忙しい!!!!
せば

8/8打つ

平成20年6月28日の言の葉
宮司言の葉「ああ もったいない」

鶴岡公園のお濠の中洲に凛とした菖蒲が咲き競っています。
毎年、何もしなくても咲くと思っている人が多いと思いますが、違います。
市職員の方々が、花が終った後の刈り取りや除草など、足場の悪いところを腰をかがめてがんばった結果で、美しい花の観賞ができるのです。

菖蒲

最近、父親として悩む毎日です。
新聞やテレビの報道を見ていて、子供との会話を皆様はどのようにしていますか?

あるテレビ番組の中での数字の話題。
日本人が一年間で廃棄する食べ物は2200万トン・人数にして3800万人分。その年の、世界各国から極貧国への食糧援助が全部で840万トンしかなかったのに。
おいしく食べられるというのが 「賞味期限」
腹をこわすおそれがあるのが 「消費期限」
ある大量販売店では、少しの売れ残りがあるともう売れなくなるので、時間切れの前に捨てられ、新に大量に並べ、また捨てるのだという。金儲けのために食べられる物もあえて捨てるのだと言う。
穀物をバイオエネルギーに替えて、世界のエネルギー危機に備えるのだいう。世界では飢え死にする人が、毎日何万人もいるというのに。
減反しながら米を輸入する農業政策をとる国は、食料自給率39%だそうです。さらに、「価格を安定」させるために、野菜も、果物も、牛乳も、生産調整という名で大量廃棄するのだという。
「気軽に普段使いのカード」「ご利用は計画的に」うら若き女性が微笑む。お金を貯める前に、まず手に入れて、後から高利でずっとお支払い。
「給食費未払い」があるという。
それは、子供の「食育」という教育機会を放棄すること同じでないでしょうか。

子供に説明できない・・・
せば

6/28打つ

平成20年5月24日の言の葉
宮司言の葉「ご無沙汰で申し訳ありません」

 言の葉をさぼっていました。
知り合いからも、「最近、とんと更新していねの。あど、やめだなが」
共通語「もうやめたの」
私のような、非才の文でも見ていただいている人がいることを有り難く思います。

じつは、当神社のトップページにあるように今年の2月中旬に本殿の銅板御屋根が剥がれ落ちるという思いがけない事故が発生してしまい、緊急に修理をする事になりました。
私としては、次の宮司さんか、前の宮司さんに修理をしてもらいたかったのですが!そうもいきません。しばらくのあいだ、本殿が壊れてしまった夢を見るようになりました。

2月の終り頃、御祭神子孫である酒井忠久様にご報告を致し、修理を行う事のご許可を頂き、3月の責任役員会・大世話方会を経て、工事開始を決定し、4月8日の大安吉日に地元の老舗建設会社と請負契約を交わし、4月の桜花祭が終るのを待って足場を組み、5月の連休明けから本格的に工事が始まりました。

それからの私の毎日の仕事は、市民の皆さんに荘内神社の100年ぶりの大事をお知らせし、多くの皆さんから浄財を奉納していただくことを広くお伝えする事になりました。
毎日の朝礼が終ると、慣れない背広に腕を通し、車で市内を駆け巡ります。
お昼に神社に帰り、打合せをして、また夕方まで出かける。要するに、宮司は神社にいないのです。いつ行っても宮司と会えないと怒られています。

ある企業にお邪魔すると、「不景気で、私の会社に寄付をして欲しいくらいだ」
また、あるお店に伺うと「一番悪いときだのお。去年だば良かったのに」
こんなにも疲弊している地方経済の実態などが、鳥居の中にいてはわからなかったことです。

逆に、うれしいこともあります。「生活保護を受けている身だけど、守っていただいている神社だから、わずかだけどもご寄付します」
またある人からは、「ここで結婚式を挙げて、家族みんなが幸せに暮らしています。寄付させていただきますよ」

とても有り難い事に2000万円の募財目標に対して、1300万円ものご奉納をいただいております。
あらためて大神様の御神徳の広さと、皆様のあたたかい真心を感じる毎日です。本当に有り難うございます。
特別に写真を添付します。

仮遷座祭

↑工事の期間中、神様を引越しする「仮遷座祭」
工事写真

↑工事写真

応援をよろしくお願いします。
せば

↓詳細はこちら
「御本殿御屋根葺き替え工事」奉賛のお願い

5/24打つ

平成20年3月18日の言の葉
宮司言の葉「仰げば尊し 我が師の恩」

紅梅

 鶴岡公園の紅梅が咲きこぼれ始めた頃、卒業式シーズンとなる。
小生は、子だくさんゆえ小・中・高と卒業式に出る。
小学校は、PTA会長として、中学校は来賓(卒業生の親としても)として、高校は卒業生の親として。

 高校では、国歌はピアノ伴奏なし。指揮者なし。テープで、歌声は極端に小さい。娘に聞くと国歌斉唱の練習はないそうだ。先生はしますが、同窓会長と、子供は国旗に一礼しない。
校長先生、同窓会長、生徒会長答辞の最後は、すべて「西暦2008年」としめくくる。(校長先生だけが元号の平成と西暦を両方言われた)
厳粛で素晴らしい、式辞や祝辞だっただけに、違和感を感じたのは私だけだっただろうか?
謝恩会は、担任の先生のべろ泣きのスピーチ。こんなにも、子供たちの将来の事を考えて、一生懸命に指導していただいたのかと思うと感動した。

 中学校では、吹奏楽部の演奏と音楽の先生の指揮で、荘厳な国歌斉唱となった。子供達も大きな声で歌っていて清々しい気分になった。
(ということは、気分が悪い人もいるのでしょうね。なぜでしょう?できたら教えてください。)

 卒業生、在校生、全員合唱と続き、不覚にも目がうるうるとなってしまったのです。ところが、隣の席にいた某小学校のPTA会長がガムをくちゃくちゃ噛んでいるのです。見苦しいと思いますがね。

 謝恩会では、担任の先生が涙ながらのスピーチだったそうです。思春期という難しい年代の子供たちを導いてくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
小学校では、6年間という期間(幼稚園児から思春期の入り口)を、進化いちじるしい子供たちと格闘しながら、たっぷりの愛情を込めて教えていただいたと思います。そんな思いがつまった卒業式でした。

 でも、一番いやな役がありまして、小生の祝辞です。家で練習していると子供が「これを読むの?」と言うし、緊張して原稿をすっ飛ばして「熱い思い」を一夫的にしゃべってしまいました。反省です。子供たちの澄んだ歌声は素晴らしく、演出も含めてかなり、時間をかけて練習したと思います。会場内は感激の瞬間でした。
謝恩会は、若い保護者の企画らしくすごい盛り上がりでした。2次会・3次会と延々と続いていました。今日だけは許しましょう。

子供たちの前途にエールを送ります。
子供たちの可能性に、万感の思いを込めてエールを送ります。

せば

3/18打つ

平成20年2月28日の言の葉
宮司言の葉「雛祭りの季節」

ずらりと並んだお雛様

 鶴岡の早春の風物詩、雛祭りの季節がやってきました。
今年は、外はまだ吹雪になったりして、「お雛見」でなくて「雪見」状態ですが、宝物殿の中は、もう春真っ盛りです。

今回は、新穂家、寒河江家から奉納されたお雛様を始め、市内の旧家からいただきました200点ほどの雛人形や雛道具が飾られました。

加えまして、市内山王通りで長く骨董店を営む「加賀屋」様から江戸時代の貴重なお雛様と雛道具を10数年ぶりに、特別にお借りしました。
とても、お人形や細かい細工のお道具が100点近くもの数であり、ご主人は
「荘内神社だから特別に展示するし、こんな細かいたくさんのお雛様や雛道具
を全部飾るのは、大変なので今年が最後だ。」
と、言っております。
確かに江戸職人の技術の粋を集めたものであります。必見です。

今年もまた不思議なご神縁に導かれるようにして、東京都渋谷区広尾在住の藤川千代野様という方から、お雛様奉納のお申し出がありました。
昨年の師走頃、はるばる鶴岡へお雛様がやって来ました。
きっかけは鶴岡雛物語が「婦人画報」で、昨年取り上げられたことにあります。致道博物館と一緒に、荘内神社のお雛様も一緒に掲載されました。

いまだ敗戦の傷跡の色濃く残る東京にあって、昭和27年に「日本橋 高島屋」で、藤川様のお嬢様のために誂えられたという貴重なお雛様です。
(プラスチックは使用していなく、木・布・紙・焼物で出来ています)

※ 藤川様のお手紙の一文
「私の家で大切にしていたお雛様です。これからは、荘内神社のお雛様と一緒に飾って戴き、末長く多くの人に見て欲しいと思います」

皆さんも、お雛様に会いに来て下さい。

2/28打つ

平成20年2月4日の言の葉
宮司言の葉「あたたかい夫婦の光景」

 メタボ予防?(十分かかっているという声もあるが)のために、毎朝小学校の通学パトロールをしています。

その時に、毎朝出会う熟年と思われる夫婦のあたたかくて美しい光景に出会います。
夫が車で出勤するのを玄関から20m程先の道路まで、雨の日でも雪の日でも奥さんが一緒に出て来て必ず見送っているのです。
想像すると、奥さんは専業主婦なのでしょうか?
夫婦ならば、見送るのが当たり前の光景ですか?
4km程のパトロールの中でここの家庭だけです。
夫婦喧嘩をする朝もあると思うのですが、1年半になりますが、毎日の光景です。

・夫が尊敬されるような人なのか?
・妻が観音様のような方なのか?

ずっとお声かけできませんでしたが、2/1の寒い朝にゴミ出しをしていた奥さんと出会い、思わず声をかけてしまいました。

「いつも美しい光景を見ています。」
奥さん 「あらあ、そんなこと」

と恥ずかしそうにしていました。
夫婦のトラブル・いざこざなどが毎日のように報道される現代です。
夫婦はこうありたいと思います。
みなさんはどうですか?

2/4の鶴岡の小学校の給食メニューは餃子から変更になっていました。
あの国はどんな国?
この国は、自分で食料を作れ!
私たちも多少高くても地元の食材を買いましょう(きっぱり)

2/4打つ

平成20年1月19日の言の葉
宮司言の葉「どんど焼祭」

どんど焼祭

 1/15夕刻 当神社恒例の小正月行事がありました。
年末にお預かりした古いお札やお守り、神棚に加えてお正月に飾った門松を浄火でお焚き上げする行事です。
 皆さんは、門松(あるいは松飾り)の意味をご存じですか?
門松は、お正月の神様をお迎えする「依り代(よりしろ)」なのです。この神様(お正月様)をきちんとお迎えしてお祝いしないと良い年を送られません。
今年のどんど焼きの炎は真っ直ぐに天に向って昇っていました。
穏やかな一年になることを、祈ってやみません。

 年が明けると、米国のサブプライムナントカ問題や、先物取引問題などで、マネーゲームさながらの状況であります。
「物づくり」の大切さを再認識したいものです。

 格差を嘆くむきがありますが、世界の諸外国と比べたら「格差の質」が違うと思いますが。
確かに、官民の格差・大企業と中小企業の格差は広がる一方であり、これを解消しないと国民に夢がもてなくなります。
 それより、誰も見ていないからといって、「偽装(いつわり)」をするのはどうでしょうか。

 食の問題の連鎖が一段落したと思ったら、古紙のリサイクルの問題で偽装が発覚し、国営放送の職員がインサイダー取引という「ズル」をしていました。
なんということでしょう。

 そんなことを考えながら、1/16夜にあった業界団体(神主仲間)の新年会で飲みすぎまして、今年初の強烈な「二日酔い」となってしまいました。1/17は、半日も辛いつらいツライ修行をしてしまいました。

「もう飲まないぞ」と誓う小生でした。

せば

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平成20年1月5日の言の葉
宮司言の葉「初詣風景」

初詣風景

平成20年があけました。
皆様おめでとうございます。
1月5日に初めてニュースらしいものを目にしました。
アメリカのサブプライムのあおりで、株価が暴落したとか。原油が投機のために高騰しているとか。お金の話ばかりですね。(たしかにお金は大切です)

初詣風景を数題

当社で結婚式を挙げていただいたカップルがお参りに来られました。手を握っていましたから、幸せでしょうね。でも、神社では手を離してね。
子育て真っ最中のパパママ。甘酒はこぼすは、走り出すは、泣き出すは、大変でしたね。もう少し頑張って下さい。
お幸せにと、祈らずにはいられません。

この春に当社で結婚される予定の、お二人がお母様と一緒にお参りに来られました。
お二人は鶴岡の方ではないのですが、荘内神社で結婚式を挙げたいと思ったそうです。
そうしたらなんと、お婿さんのご両親が荘内神社で結婚式を挙げられたそうです。
昭和51年頃だそうですので、私の父が宮司をしていた頃のことです。
当時の記録は8mm(はちみり)だそうで、今度見せていただきたいものです。
お嫁さんになられる方が、日本髪を結って着物姿だったのです。しかも自分の髪で。
着物や簪は、お婿さんのお母様のものだそうです。
着物を着た彼女は仕草も自然なお淑やかさが、かもしだされてとても素敵でした。

年末にご子息が交通事故に遭われた方が、回復を願ってお参りに来られました。
若い生命を助けようと、医師団が懸命に治療に当っているそうです。
本人の生きようとする力と、家族の愛情と、現代医学が一緒になって、神様の御力もいただき、必ず治癒してほしいものです。

学校に行きたくても、気力が出てこなくて、一歩も前に進めない人がいます。
無理をしないで、がんばらないで、ちょっとだけ、あとちょっとだけでいいから。
ゆっくりと、ゆっくりと、前をむいてね。

人生をやり直そうと頑張っている人もいます。
ひたむきな人。真面目な人は必ず報われます。

当社の宝物の中に、酒井家16代 酒井忠良様の書があります。(2/4まで宝物殿で展示中)
「積 善 之 家 必 有 余 慶」と、書いてあります。私の大好きな言葉です。
善(よいこと)を積家(している人・家)は、必ず 余慶(幸福になる)
逆に、隠れて悪いことをしてお金儲けをしていても、必ず神様が見ています。
それが昨年の偽装であり、ナントカ接待です。
こんな宮司ですが、いつでもお話をしに来て下さい。

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平成23年1月~4月4日平成22年3月~12月平成21年~平成22年2月

平成20年平成19年平成18年平成17年

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